種の消毒や土の準備など自分が種まきをする前にすることをまとめました。ここで紹介するのは自分がいつも行っている方法です。このやり方以外にも調べると様々な方法があります。ものぐさなので最低限の方法で行っていますが、もっと良い方法があれば改善していこうと思います。
これはいまのところ自分の環境にあった方法なので、同様に行われる方がいましたら自己責任にてお願いします。
種を水につける
播種前に種を水に浸け、吸水させます。種の皮をやわらかくして発芽率を上げる目的で行います。特に難しい作業ではありません。混ぜて入れるだけです。
種をそのまま蒔いてもいいですが、種の消毒もかねて行うようにしています。
メネデール+ダコニール
紙コップ等の容器にメネデールの希釈液を作ります。
メネデールは植物活力素で、水のみ使用するよりも発芽率が上がる気がするのでおまじない的にいつも使用しています。
種に使用する以外でも、水やりやさし木などにも利用できるので常備しています。
メネデール希釈液にダコニールを1滴入れ混ぜます。
ダコニールは種の消毒の為に使用します。特にパキポディウムの種はカビが生えやすく、すぐに白いカビが発生しダメになってしまいます。消毒をしてもカビが生える場合もありますが、消毒することである程度カビの発生を抑えることができます。
通気性や日当たり(紫外線による殺菌)が確保できる方は必要ないかもしれません。自分の場合は発芽まで湿度を保つ為に蓋やラップをする場合が多いので、種の消毒は必須です。
このメネデール+ダコニール液に種を入れ浸水させておきます。浸水の時間に関しては特にこだわりはないのですが、大体8時間程度の場合が多いです。10〜12時間という方もいますので、種まきの前日の夜に行うと良いかと思います。
土の準備
種蒔き用の土を使用する場合と、通常の土を使用する場合があります。この違いは、発芽後に植え替えを行うかで違ってきます。
種まき用の土の利点は、根を潜りやすくする為に粒が小さく保湿力が高いこと。腐りや肥料あたりを防ぐ為の配合になっていることです。清潔でカビや虫もつきにくくなっています。しかし発芽に必要のない栄養分は入っていないので、発芽後に成長や根張りに必要な培養土に植え替える必要があります。
自分の場合はある程度の大きさになるまで植え替えをする予定はありませんので、通常の用土で種蒔きをします。
多肉用の土
用土については配合など試行錯誤中です。
ホームセンターなどに売っている多肉植物用の水はけのよい土を利用しています。
オザキフラワーパークの「多肉植物の土」とamazonで購入した「サボテン・多肉植物の土」等です。
管理する植物が増えた場合は、多肉用の土として一般的な軽石・鹿沼土・赤玉土などをブレンドして作った方が割安かと思います。しかし、それぞれ大袋で置き場所などハードルが高いので最初はあらかじめブレンドしてある土を購入しました。
ここ最近は多肉用の土にマグファンプと、根の張りをよくする為に馬糞堆肥をほんの少しまぜて使用しています。
土の殺菌
特に何もせず、そのまま利用します。雑菌の繁殖が心配なので、種蒔きの時は新しい土を利用することにしています。
お湯や電子レンジを使用して殺菌する方法もあります。種の消毒だけでは不安な方は土の消毒も行うと良いかと思います。
水をかける
容器に入れた土に水をかけます。容器の底からある程度汚い水がでなくなるまで行います。
種蒔き
種を土に置いていきます。覆土は種の種類によって行います。
腰水
鉢を腰水用の容器に入れ、種を水につける作業で使用したメネデール+ダコニール液と水を入れます。
腰水を止めるタイミングが難しいですが、水涸れが怖いのである程度の大きさになるまで腰水で管理します。
水は少なくなったら足して、1週間に1度新鮮なものに入れ替えています。
以上がいつも手順です。
しごく一般的な手順かと思いますので、参考になるかわかりませんがまとめてみました。もっと良い方法があれば改善し、このページも更新していこうと思います。
発芽率が悪いとガッカリですが、実生は楽しいのでぜひチャレンジしてみてください。