アガベ・ポタトルム(雷神)の実生 失敗

アガベ・ポタトルム(雷神)(Agave Potatorum)の種を2022年1月30日にまきました。結論からいうと大失敗です。
いつもの手順で発芽までヒートマットの上で管理し発芽を待つも全く動きがなく・・同じ環境で播種したパルメリーは特になにもしなくても数日で発芽し、元気に成長しているのでポタトルムは少し難しい品種なのか自分が下手くそなのか・・

あらすじ

成長 失敗記録

2022/2/9

現状維持で様子を見てもよかったのですが、なかなか発芽しないのでメネデールを入れた水に浸けることにしました。発芽しない場合は、よくこうしています。
パキポディウムの種は、この方法でもダメな場合が多いイメージですが、種が黒くなっていなかったり異常がなければこの方法で発芽することもあるので捨ててしまう前にやるようにしています。

メネデール水に浸けてから1日で根が出てきました。根が出てきたものから、土に置きます。
2日程様子をみて、まだ根がでないものもあるので今度は木酢液を追加しました。

パキポディウムに関してではありませんが、木酢液(somke water)が植物の発芽に効果的との記録もありますので試してみるのも良いかと思います。

seedstock labo

植物は森林火災などの山火事にあうと種を保存しようと発芽をするらしく、オーストラリアでは種の休眠を打破するために「擬似的に山火事を体験させる」という方法があるようです。種を燃やしたりお湯をかけたりと、調べていくと色々な方法があってなかなか面白いです。そのなかのひとつにスモークウォーターに浸すという方法があります。
日本で手に入る木酢液はスモークウォーターに製法が近いので代用できるのではないかと言われています。

木酢液追加後、4個発根しました。木酢液の効果なのか、たまたまそのタイミングだったのかは不明ですが発根してくれたのでよしとします。また別の機会に木酢液を使用した種とそうでない種を比較して実験してみようと思います。

アガベは発芽率もよく、数日で発芽するイメージでしたが今回は土に置いた状態では1個も動きがありませんでした。

2022/3/15

せっかく発芽したものも、溶けたり腐ったりでほぼ全滅しました。
湿度を保つ為にしばらく蓋をしていたのが原因で蒸れが起こったのだとは思いますが、他のアガベは同じ環境で問題なく成長しています。

  • なかなか発芽しなかったこと
  • メネデール水に浸けて発芽を促したこと

この2点も原因として考えられます。
これまでメネデール水で発芽させたもので、土に置いた時にそのまま成長しないことはあっても、ある程度成長してから溶けたり腐ったりした経験はありませんでした。
種の鮮度の問題も大きいとは思いますが、初めての経験でした。ひとまずまだ救出できそうなものを植え替えようと思います。

アガベ・ポタトルム実生 腐る
アガベ・ポタトルム実生

救出したアガベもちょっと根元があやしい感じです。30個撒いて、28個発芽し4個だけなんとか残りました。
土も新しいものに変えて、根を傷つけないように慎重に植え替えましたが、はたしてちゃんと成長してくれるのか・・
実生は難しいです。

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